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北乃きいさん 『ラブファイト』特別インタビュー

11月15日公開の映画『ラブファイト』で主演を務めた北乃きいさんに、まいぷれが特別インタビューさせていただきました!
(c) 2008「ラブファイト」フィルムパートナーズ
11月15日(土) 新宿バルト9 他にて全国ロードショー
(c) 2008「ラブファイト」フィルムパートナーズ
11月15日(土) 新宿バルト9 他にて全国ロードショー
『ラブファイト』
ケンカに強い亜紀(北乃きい)と、おとなしい稔(林遣都)は、幼い頃からいつも一緒のでこぼこコンビ。何かあるとすぐに幼なじみの亜紀に助けられてしまう稔は、自分を変えようと一大決心。ボクシングジムに通い始める。がしかし、それを嗅ぎつけた亜紀もボクシングの面白さに目覚めてしまい、二人揃ってボクシングを始めることに。ジムを経営する元日本チャンピオンの大木(大沢たかお)はそんな二人を温かく見守るが、実は大木のジムは経営難の危機に瀕していた……

Q 『ラブファイト』はボクシングの映画ですが、出演の話をもらった時の印象は?


北乃きいさん「実は、映画に出演させていただけるようになった当初からずーっと、アクションがやりたかったんです。ボクシングや格闘技がもともと大好きなので、アクションができて、しかもそれが大好きなボクシング! 『ラブファイト』に出演できるのは、すごく嬉しかったです。好きなジャンルや原作がドラマ・映画になる時って、忠実に再現して欲しいですよね。だから私も、できるだけリアルに近づけようとがんばりました。と言っても、撮影を含め5ヶ月しかトレーニング期間はなかったけれど、自分をすべて出し切って、プロが見ても、ボクシング好きが見ても、思わず前のめりで見入ってしまう。それぐらい高い完成度を目標にしていました」


Q 北乃きいさん演じる亜紀は強い女の子ですが、北乃さん自身はどんな男性が好きですか?


「映画の中で幼なじみの稔くんは、ケンカが弱くて“ヘタレ"(関西弁で弱いの意味)の設定なんですけど、私自身はヘタレはあんまり好きじゃないです(笑)。だけど無駄に強くても意味がない。男の人には、大切な人を守れるだけの力があってほしいし、それだけでいいと思います」

Q 苦労したシーンはどこですか?


「設定が学園のマドンナ的存在なので、ブリッコをしてみせる場面があるんです。 ふだんの自分と違うので、めいっぱいブリッコしてみたのですが、映像を確認してみたら、まだまだ全然。苦手なシチュエーションですが、今後挑戦して克服していきたいと思います! そしてもう1シーン、苦労というより、とても勇気が必要だったシーンがあります。ストーリーがばれてしまうので、ここではお話しできませんが、そのシーンのために自分のプライドを捨てる技を身につけました。それぐらい思い切って演じました。今なら何でもできると思います」

Q 亜紀は、弱いところも強いところもある女の子ですね。


「亜紀ちゃんは、実はとっても弱くて、ちょっとしたことでも深く傷ついてしまう女の子なんです。だから自分を守るために、ケンカをしたり、男に涙を見せるなんて有り得ない! って“強い自分"を作っている。だけどハートはガラスみたいにもろい。ガラスのハートを持ったライオンなんです。男の人は体力的には強いけど精神的には弱い、女の人は体力はなくても精神的に強い。一般的にそういうイメージがあるけど、この映画は、実は男も女も平等で、男の人だって女の人だって、強くも弱くもあるってことを描いていると思います」


Q やはり、ボクシングのシーンやトレーニングは大変でしたか?


「ものすごくきつかったです。スパーリングをするだけで吐きそうになるくらいしんどいし、口で語れるようなスポーツではないんです。だけど、そんな高い壁を乗り越えた今、新しい世界が見えています。初めてのボクシングで、初めてのアクションで、CG・吹き替えなしでやり切った。すごく嬉しいことです。もっともっとアクションをやっていきたいです!」


 これまでの出演作では、静のイメージが強かったけれど、素顔の北乃きいさんは『ラブファイト』で演じた亜紀のように、活発で元気な女の子なのだそう。「自分の場所が確立されていて、芯がぶれない女優になりたい」という17才。すでに、女性が憧れる女性のオーラあふれる北乃きいさんから、ますます目が離せません!

text by  … こうだ真紀

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