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元町映画館☆特集

今週の映画!『シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人』

支配人・林さんがオススメする、今週の映画をチェーック!

92歳のシャーリーと86歳のヒンダ。2人はシアトルに住むごくごく普通のおばあちゃんですが、YouTubeでロバート・F・ケネディの経済危機についての演説を聞いて、ある日ふと考えます。

「“経済成長”って、本当に必要なの?」

ソボクなギモンに答えが欲しい一心で、大学の経済学の講義の聴講に行く2人。講義中に教授に質問すると、「黙っていられないなら出て行け」と教室を追い出されます。答えてくれる人を求めて大学生や経済アナリストに疑問をぶつける2人ですが、バカにされたり門前払いを食らったり軽くあしらわれたり。それでもメゲない2人はついに住み慣れたシアトルを飛び出し、世界経済の中心・ニューヨークのウォール街へ。財界トップの集まるウォール・ストリート・ディナーに乗り込んで直接対決までしてしまいます。

「経済」は一部の人にしか理解できない難しい学問なのではなく、私たちの生活と切っても切れない身近なもののはず。それなのに、普通のおばあちゃんの疑問に誰も答えを出さない(出せない?)というのはどういうことなんでしょう。シャーリーとヒンダの2人も、知的探究心からこんな冒険に出たわけではありません。子どもに、孫に、この先の世界のバトンを渡す者としての当然の疑問なのです。それを手放すということは、世界のルールを他人に委ねたも同じこと。追い出されても、バカにされても悪態をつかれても、決して負けない2人の姿には未来に対する勇気がもらえます。さらに、「知りたい」を諦めないことが未来をも変化させるのかもしれないと思わせてくれます。

おばあちゃんたちが世界を変えることだってあるかもしれません!

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