地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、神戸市東灘区の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

神戸市東灘区の地域情報サイト「まいぷれ」

元町映画館☆特集

今週の映画!『ベルイマン黄金期』『夏の遊び』

映画館スタッフ宮本さんがオススメする、今週の映画をチェーック!

(C)1951 AB Svensk
(C)1951 AB Svensk
1951年、ベルイマン監督は一瞬で散ってしまう夏の恋を描いた。それが『夏の遊び』という作品。原題は"SOMMARLEK"

結婚をとるか夢であるバレリーナの仕事をとるか。主人公のマリーは選択を迫られている(夢と現実をとるか...『バレエボーイズ』でもみたぞ)
ひと夏の恋が90分に凝縮されている。

10代で見られる2者択一。現実をとるか夢をとるか。マリーは過去の楽しかった思い出を思い出す。偶然、出会った男性とのあっという間の夏の記憶。そして、歳上の男性に言い寄られてもサラりとかわすマリー。ヘンリックとの時間に全力を注ぎながら夏を満喫する。キラキラと光る川に飛び込み暑さを忘れて生きる。しかし恋はあっという間に結末を迎える。

現代に戻って現実と直面する際に差し込まれるバレエの映像と重要なアイテム“鏡”
ドロドロとした展開はなく、モノクロの中でもはっきりと分かる太陽の光が2人を照らす。太陽の下で遊ぶシーンと電気のついていない部屋の中で抱き合うシーンとの対比も面白い。

最後に彼女が選ぶ、現実。バラバラに散らばった想いが舞台の上でまとまって表現されている。バレエダンサー1人1人が彼女の感情として踊る。

ベルイマンは1シーンがかなりかっこ良い監督。北欧映画が最近ブームとなっていますが、彼もスウェーデン出身。構図がかっこ良いのはなかなかありませんよ。この機会にぜひご覧ください。

『ベルイマンの黄金期』は2/5(金)まで日替わりスケジュールで公開中。
『夏の遊び』
2/1(月)14:30~
2/4(木)16:30~

元町映画館☆HPへ→