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元町映画館☆特集

若葉のころ

30年の時を越えて“17歳”の切ない恋心が鮮やかに蘇る珠玉のラブストーリー

(c)South of the Road Production House
(c)South of the Road Production House
若葉のころ

台北に住む17歳の女子高生パイは離婚した母と祖母の3人暮らし。親友と男友達との関係に悩む。ある日事故が原因で母は意識不明の重体になってしまう。そんな中、母のパソコンから偶然、初恋の人に向けた未送信メールを発見する。自分と同じ17歳だったころの思い出が切々とつづられていたそのメールを見たパイは母に代わり初恋の相手リンにメールを送るのだった…。

まず言います。1982年ってどんな社会だったのだろう。どうやって気持ちを伝えていたのだろう。2013年と母の高校時代である1982年を交互に行き交うこのお話。主人公のパイと若き日の母ワンを演じるのは注目女優のルゥルゥ・チェン。そう、一人二役だ。

現代は携帯もネットもあり、見ず知らずの人とつながる良い?時代だ。1982年の台湾、男子クラス女子クラスと分けられている校舎。些細なことでちょっかいを出す男子、そして引っ込み思案のワンとしっかり者の友達。いつまでもこのトライアングルは安定している。ちょっかいを出すうちに好きになる、ともに初恋なのだろうか。男のリンはまず「好き」と言わずにひたすらつきまとう。おい、下手したらストーカーだぞって言いたくなる。スマホがあればtwitterとかに書き込むのだろか。2013年では携帯を出すシーンも極力抑えた?監督のこだわりなのだろうか。

もちろん、本作の魅力は両思いなのにそれを伝えることができないこと。「来るぞ、くるぞ」と思いながらここぞという時でタイミングを逃してしまうリンを見てため息をつくことです。でもなぜか「リン!そこだろうが!」と言えないのが男の性分です。携帯もなく、男女共学でもない。つまり直接言うタイミングがない。なんということでしょう。そこで女性なら「直接言えば良い」となるでしょう。でも男子って友達の手前、行動に移せないことがあるんです。そして2013年のリンは仕事はできても女性問題ありあり。酔い潰れて若者に喧嘩を売る始末。過去の恋愛もひきずっています。

女性に対して不器用な彼は気持ちを伝えるツールとしてレコードを手に入れます。それを手にしてグッドアイデア!と思った顔は忘れません。それを使って相手に気持ちを伝える。もちろん渡すだけでは終わりません。ある仕掛けをしてから。それはぜひ劇場でご確認ください。


時代を超えても響くのは直接の言葉と文字。台湾映画あるある白い制服に自転車での追いかけっこはもちろんのこと。レコードはビージーズの名曲「若葉のころ」。青春をこれでもかと映像で魅せてくる。

誰にだって青春、思い出の曲はあると思う。私も1982年に生まれていたら好きな相手にレコードを使って想いを伝えただろうか。いや、できない。タイミングをずっと伺っているだろう…これがモテない原因か(モテたい)。行動に移したリンには心から賛辞を送りたい。よくやった!!

6/11(土)~6/17(金)
12:40~
6/18(土)~6/24(金)
16:50~
6/25(土)~7/1(金)
18:00~

毎週火曜日はレデイースデー(¥1100)
水曜日はメンズデー