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元町映画館☆特集

ノーマ、世界を変える料理

誰も見たことがない奇跡の料理

ノーマ、世界を変える料理

私は今、話題の料理男子でもなんでもない。作れて焼きそば、卵焼き、きんぴらごぼうぐらい。本作では「世界ベストレストラン50」4度優勝経験のある『ノーマ』が舞台。このお店で働く天才シェフ、レネ・レゼピの姿を追ったドキュメンタリー映画です。

まず映画に出てくる料理の数々。そう誰も見たことのないものばかり。
蟻が這い回るソース、などなど。まず言いますが私には考え浮かばない。そう、まさに天才。そのカリスマ性に魅かれるように世界各地から料理人が集う。
出生地での差別をものともせず、そこからどのようにはいあがるか。それも見もの。そしてこの料理に出てくる料理はほとんど北欧の材料が使われれている。まさに地産地消だ。山の中に入り材料を説明するだけで絵になる。素人から見るとそれ食べられるの?と言いたくなるようなものばかりだが、皿に乗るだけで食材が踊っている。

しかし4度受賞と言ってももちろん全てがうまくいくはずもなくその世界一のお店で食中毒が発生する。

私が特に注目してもらいたいのは本作の料理の捉え方。実に美味しそうに見える。見たこともないのになぜ美味しそうに見えるのか不思議だ。それはやはり味だけでなく見た目にもこだわりがあるからだろう。地元の食材を使い、料理に変えていく。匂いもしないのにビジュアルだけで美味しそうに見せる。すごいの一言。映画の途中でカメラは料理人の目線で料理を捉える。まるで私たちは厨房にでも立っているみたい。

その厨房ではレネ・レゼピが話し出すのをみんな待っている。彼がトップなのは変わらないけど自分たちで食材を組み合わせて品評会をするシーンはみんなが一気に子供に戻っているような感じだ。常識にとらわれずソース、調味料などを組み替えながら。細かいところだがノーマの料理はカラフルなものが多い。その色みが映える茶色のエプロンさえもオシャレに見える。キッチンは日光が差し込み料理が照らされるのは最高の隠し味ではないか(この言い換えは少し不細工だったかもしれないけど、精一杯の褒め言葉)

そして天才と言われるレネ・レゼピに最も親近感が沸くのが家族との時間。
この映画は「ノーマ」を世界一にまで押し上げた彼の業績はもちろんだが、一人の人間の孤独を見事に表現している。天才でも一人の人間。同僚が間違えればそれを正しい方向に導き、努力が報われた時には思いっきりはしゃぐ。
そんな喜怒哀楽が見えるのも彼の魅力ではないか。料理は美味しそう。何度も言うけど食べたことはないけど食べてみたくなる。しかし高い。東京に出張店舗ができた時にはランチ・ディナーともに一人4万越え。しかし予約は取れない状況が連日続いたという。そんな都市伝説のような不思議な料理を作れるのも一人の人間の手によって。努力はいつか報われるということを教えてくれる。

料理人、おいしいもの好きな人だけでなく、すべての映画ファン必見。特に見てもらいたいのは子を持つ親御さんかも。こんな考え方も世界にはあるのだと映像が教えてくれる。やっぱり映画って面白い!

『ノーマ、世界を変える料理』

7/9(土)~7/15(金)※この1週間のみ1日2回上映
10:30~
19:00~(夜ペア割引適用)
7/16(土)~7/22(金)
17:00~
7/23(土)~7/29(金)
15:20~
毎週火曜日レデイースデー(¥1100)
  水曜日メンズデー(¥1100)