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元町映画館☆特集

エヴォリューション

少年の好奇心が起こすのは悪夢かそれとも

エヴォリューション

少年の好奇心が起こすのは悪夢かそれとも

このビジュアルからぞわぞわしていました、私。なんか寒そうな海で薄着の女性と少年たち…て、あれ?大人の男性は?女の子は?
そう、本作は少年と女性だけが暮らす島で起こったある悪夢を描く。

とある島で暮らす少年ニコラ。彼を含めた少年全員は奇妙な医療行為の対象となっていた。この生活に疑問を感じたニコラはある夜、自分の母親をつけてみることに…。島の浜辺。母親たちが他の女性たちと行っていた「ある行為」をニコラは目撃する。それは悪夢ちっくな体験の始まりだった。

少年時代に生まれる疑問や好奇心。本作はその「子ども→大人」に変わる少年たちの想いを不気味な映像で映し出している。奇妙で気持ち悪いんだけど、見ていたい。海、乾いた家、間接照明くらいの明るさしかない寝室など。どんな生活してるねんとツッコミたくなる。よく、ホラー映画で見る「ハッピーなことが起こったら、必ず殺られる」みたいな映画の教科書が全く通用しない。かといって迷子にならない。フランスの女性監督ルシール・アザリロヴィックが作り出すさざ波にずっと浸かっている感じだ。

淡い感じの色が続く映画だが強烈に脳に残る色がある。物語のキーになる?赤色のヒトデ。少年たちはそれを見つけて観察し、たまに叩く、ニュルッとした動きを魅せるヒトデ。これが実にキモカワイイのだ。そしてこれが出てきた時が物語にある変化が起こる兆し。そこは見逃し厳禁だ。

少年たちは同じような海パンと女性たちは看護師のような白い服を着ている。これがまた不気味だ。たまに吹く風、海での水浴びによって衣服が身体にぴったりくっつく。一瞬身体のラインがわかる。「人間の身体て当たり前に顔があって、腕、足があるがマジマジと見ると本当に不思議だ」ドキッとしてしまう。

ニコラ役のマックス・ブラバンがまた良い!将来絶対男前になる顔立ちで、約束されているのに本作では母親疑っちゃうという鋭い感性。友達誘って遊ぶこともしない。黙々と一人で問題を探ろうとする姿勢は感動すら覚えた。彼の行動が悪夢を引き起こしたのか、どうかはぜひスクリーンで見て考えて欲しい。
寡黙な母には気をつけましょう。

『エヴォリューション』
12/10(土)~12/16(金)
16:20~
12/17(土)~12/23(金)
17:20~
12/24(土)~12/30(金)※3週目のみ短編『ネクター』併映
19:40~