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元町映画館☆特集

世界映画史に輝くフランス映画『まぼろしの市街戦』

冗談交じりで戦争の狂気を皮肉る、フランスいや世界映画史に残る傑作

冗談交じりで戦争の狂気を皮肉る、フランスいや世界映画史に残る傑作

ゴダール、トリフォーらと違う、誰かが何かが壊れていくさま。第一次大戦末期に投入された通信兵が逃げ込んだ場所は精神病患者とサーカス、動物のいる町だった…。後世に残したい大名盤。

こんなお話

第一次大戦中、敗走したドイツ軍は占拠したフランスの小さな街に時限爆弾を仕掛けた。ある通信兵はそれを解除するために街に潜入を試みるが、そこで見たのは精神病棟から解放された患者とサーカス団の動物たちだった…。 どうしようもなくなった通信兵は彼らと死を決意するが…。 映画で興奮すると…ていう表現が正しいのか分からないけど、先の読めない展開とどこか憎めない軍隊、街の人々。映画の中の登場人物達は演じるというよりも街の中で体験、溶け込んでいる。彼らの前では銃も上官も関係なし。誰もが夢見る、でも実現できない理想郷、ユートピアがこの映画のなかにはある!!

特に主演のアラン・ベイツが素晴らしい。チャップリンを思わせる、歩き方、表情。サーカス団や軍隊など真反対の性質をもつ個性をアラン・ベイツがしっかりと繋ぎ止めて、そして自分も輝きながら、離さない。誰もが諦めてしまうような状況のなかで、頑張らず、背伸びしないように楽しむ姿はまさにフランス映画の醍醐味。これを観ずして何を観る。まさに映画を知る上では必見!!
まぼろしの市街戦

4/13~4/19
連日11時から
4/20のみ
18時30分から
4/21~4/26
連日19時20分から