穴井文彦：ライフ×ワーク
The Times They Are a-changin’
私は神戸市東灘区の広告制作会社で副社長をしています。
社会人になって35年、神戸で仕事をはじめて18年、会社にして8年経ちました。
新卒で入社した時、デスク上にあった電気製品は電話と電卓くらい（人によっては電動鉛筆削り）でした。
ワープロもなく、企画書は和文タイプライターを使っていました。
その時代から見れば、今の時代はやっぱりSFレベルの変貌を遂げています。
同時に仕事そのものも大きく変化しました。情報メディアや通信技術の革新に加えて、
生活者の意識や経済環境の変化により、少なくとも私たちの業界は大きく変わりました。
それはこれから、もっと大きく変わると思われます。
なのに、仕事に対する自分の意識は35年前とあまり変わっていない。
はたしてこれでいいのか、と自問自答する日々でした。
その答えのひとつとして、会社の人事制度を根本から改革することにしました。
社内にプロジェクトチームをつくり、人事コンサルと契約して、改革はすでにスタートしています。
今はまだ、始まったばかりですが、人事制度改革の議論を通じて、
仕事と生活について、いろいろなことを学び、さまざまなことを考えさせられました。
そもそも仕事って、なんなのでしょうね？
いきなり根本的な命題ですが、
次回は、仕事について考えさせられた本をご紹介します。
